音楽的と言っておきながら今回のテーマは映画「イージー★ライダー」である。
しかし、この映画は音楽なしでは語れないのである。
1969年の作品という事なので、私が高校1年生の時に見た映画なのだが、当時まだビデオとかはない時代だったので、私はこの映画を映画館で4回は見た記憶がある。(と書きながら、今わたしは「イージー★ライダー」のDVDを見ながら、このエントリーを書いている、いい時代になりましたな〜)
とにかく大好きな映画で、主演はピーター・フォンダとデニス・ホッパーそして忘れてはいけないのが、いい味だしてるジャック・ニコルソンである。
「イージー★ライダー」は当時アメリカン・ニュー・シネマと呼ばれ低予算で作られたロード・ムービーである。
めちゃくちゃかっこいいチョッパーのオートバイで、アメリカ大陸の広大な荒野を走るシーンでバックに流れるザ・バンド、ジミ・ヘンドリックス、ザ・バーズ
などの音楽が効果的に使われている、特に冒頭にオートバイで旅立つ時にバックに流れるステッペン・ウルフの「ワイルドでいこう」は決まりすぎなくらいに
かっこいい、私はレコードを擦切れるほど聴いていた覚えがある。
そして、ラストシーンは当時のアメリカの悲劇といっていいだろう、衝撃的なラストシーンの後、エンドロールが流れる中でかかるロジャー・マッギンの「イージー・ライダーのバラード」はとても切なく、私はよりどころのない怒りを覚えたのである。
モノクロの写真は当時「イージー★ライダー」に憧れてRevel社のプラモデルでチョッパーのオートバイを作ったものと、後ろのパネルは映画のポスターの写真で、ポスターのパネルは現在も私の手元に残っていた。
「イージー★ライダー」はまだ観てませんが、ステッペン・ウルフの「ワイルドでいこう」は聞いたことがあります。今度、レンタルで観ますね。
話は変わりますが、タイトルから奥田民生さんの曲で「「イージュー★ライダー」をなぜか?思い出しました。関係ないけど…。
投稿情報: 幸ちゃん | 2006-03-10 22:22
「イージー★ライダー」は僕にととっても衝撃的な映画だった。ラストシーンに関しては全く同感で、言い知れぬ悲しみとふつふつとした怒りを感じたのを覚えています。フィクションとはいえ当時のアメリカ南部では平然とあんなことが行われているのではと思ったものです。その後続々と素晴らしいアメリカン・ニューシネマが生まれてきましたね。
音楽的にも名曲の宝庫ですね、高校時代よりジャズ一辺倒できたのでロックには疎いのですが後々大好きなグループとなる「The Band」の「The Weight」も確かではないですが入っていたような気がします。ジャズしか聞かない偏屈な高校生だったのですが、懐かしいと思うのはその頃聞いていたジャズではなくて、ラジオの深夜放送で流れていたシカゴ、やBS&T、1910フルーツガムカンパニー、「ジェラルディン」のブーツウォーカー、最近コマーシャルに使われていたゾンビーズ、「ダンス天国」のウオーカーブラザーズ、実はトム・ジョーンズ(もちろん音楽だけど)も密かに好きだったりして、、。みんなツェッペリンやディープパープルのようなロックの本道じゃなくてちょっとB級だけど懐かしい音楽たちです。ジャズはその後も繰り返し聞き続けているので記憶の中で懐かしさが醸造されないのかもしれない。
投稿情報: kazu | 2006-03-10 22:34
幸ちゃんへ
奥田民生さんも「イージー★ライダー」が好きだったんだと思いますよ。
音楽と映像がうまくマッチしていて、いま考えると映画全体がPVのようになっていたようにも思えます。
でもラストシーンは本当に衝撃的ですよ。
そして流れるアコギな「イージー・ライダーのバラード」が切なく胸を締め付けます。
投稿情報: pine社長 | 2006-03-10 23:48
kazuくんへ
The Bandの「The Weight」映画の中で流れてますよ、ヒッチハイクしていたヒッピーをオートバイの後ろに乗せて広大な荒野を走っている場面でかかっていました。
それにしても懐かしいバンド名が次々とでてきますね、1910フルーツガムカンパニーの「トレイン」という曲が大好きでした。
それから車のCMで使われてるゾンビーズの曲は「ふたりのシーズン」ですね。
そういえば私がロック喫茶「きいぼーど」に入り浸っていた時、kazu君は隣のジャズ喫茶にいっていたのでは。
投稿情報: pine社長 | 2006-03-11 13:43
「キーボード」には何度か行ったことがある。ウチダ君あたりに誘われて行ったのかもしれない。となりのジャズ喫茶とは「サンジェルマン」でしょうか、僕が通っていたのはJR高円寺駅南口すぐのところにあった「ニカス」というジャズ喫茶でした。最長で開店の午後2:00に入って翌午前2:00の閉店までいたことがありましたが、これじゃあ受験に失敗するのも当然だよね。
投稿情報: kazu | 2006-03-12 01:48
「ニカス」でしたかといっても、私は「ニカス」を覚えていないのですが、それにしても12時間とはすごいですね。
私はせいぜい長くても4時間くらいだったと思うのですが、あの頃のお店ってそんな客ばかりで、儲かっていたのだろうか。
そうそう、私もロック喫茶に行くようになったのはウチダくんのおかげだったと思います。
投稿情報: pine社長 | 2006-03-12 03:38
確か、そのニカスに泥棒が入りレコードを全部盗まれ
普通の喫茶店になっておりました。
投稿情報: ツネ2 | 2006-03-17 21:54
へ〜、ツネ2君はすごいトリビアな話を知ってますね。
それで、その泥棒が他の場所でジャズ喫茶をやっていたりして。
投稿情報: pine社長 | 2006-03-19 22:39