先日、CS衛星放送のフジテレビ721で「Char meets 泉谷しげる TALKING GUTARS」という番組を見た。
この番組は毎回ゲストとチャー氏がギターを弾きながらセッションをする合間で会話をするという、ギター好きにはたまらない番組である。
今回の泉谷氏はギタリストとしてのイメージはあまりありません、確かにテクニックこそないとは思うのですが、あの全身でギターをかき鳴らす姿は魂のギタリストとでも言っても過言ではありません。
私が最初に泉谷氏を聞いたのは1972年に東京に出てきて、東小金井の四畳半のアパートに住んでいるころだったと思います。(いかにもフォークソングが似合うシチュエーションだ)
その頃、吉田拓郎氏の出現によりがフォークソングの人気がでてきて、吉田拓郎氏と同じレコード会社(エレック・レコード)からライブアルバム「泉谷しげる登場」でデビューした泉谷氏は、ヒットした「春・夏・秋・冬」などのイメージからフォーク歌手と思われているかもしれないのですが、その後のアルバムなどを聞いてみればわかるのですが、(私がお勧めするのは「90'sバラッド」)泉谷氏は日本でもっともロックしているアーティストといってもいいのではないでしょうか。
チャー氏も「泉谷ほどロックしてるやつはいない」と言っていました。
ところで番組の中でまだ十代の頃のチャー氏が泉谷氏のライブでギタリストとして初めて参加した時、「お前は俺より目立つからクビだ!」と言われたという話があり、その後はお互いに本当の事を言い合える仲間になれたという、なかなかいいエピソードがありました。
でもなぜか年上の泉谷氏が「チャーさん」と呼び、年下のチャー氏が「泉谷」と呼び捨てにしている関係は何なんだろうと思ってしまいました。
当時、泉谷氏のライブを何回か見に行った記憶があります。
泉谷氏のバックバンドはそうそうたるメンバーがいつも揃うのですが、そんな中であのサディスティック・ミカ・バンドがバックバンドを務めたというのは、唯一、泉谷氏だけだったのではないでしょうか。
2枚目のアルバム「春・夏・秋・冬」、3枚目のアルバム「地球はお祭りさわぎ」ではギターで高中正義氏が参加をし、4枚目のアルバム「光と影」ではサデスティック・ミカ・バンドのメンバー全員が参加をしているという豪華さです。
そして、加藤和彦氏は他のアルバムでも、アレンジャーとして参加をされていました。
泉谷氏のアルバムはその頃の最先端のサウンドアレンジの曲が入っていた訳です。
でも、特筆すべきは詩の世界ではないでしょうか、風刺のきいた詩やちょっと過激な詩、じっくりと心に染みいる詩など、すごく訴えかけてくるものがあります。
そんな泉谷氏も最近では役者としての活躍が目立つようになっていますね。
TV版「電車男」のエルメスにからむヨッパライの役ははまり役でした。
泉谷しげるさんの曲で記憶にあるのは…「眠れない夜」でしょうか?タイトルが自信ないのですが、なんか耳に残っている曲です。ドラマでは「Dr.コトー診療所」の役柄がすごく良かった!涙しましたね〜
投稿情報: kochang | 2006-05-11 21:42
kochangお帰りなさい。
「眠れない夜」であってますよ、5枚目のアルバム「黄金狂時代」の1曲目です。
泉谷氏の曲で私が気に入っているのは「春・夏・秋・冬」のU2バージョン(U2そっくりのサウンド)です。
「Dr.コトー診療所」は毎回見てました、続編が見たいですね。
投稿情報: pine社長 | 2006-05-11 22:11