1989年8月26日の夕方、私は福生の仕事場から日高の自宅に帰るため横田基地沿いの国道16号を車で走しりながら、どうしようか迷っている事があった。
その日、所沢の西武球場であるレッド・ウォーリアーズの解散コンサートを見に行くかどうか決めかねていたのだ。
そして瑞穂町を通り過ぎた辺で所沢方面に向かっていた。
西武球場に着いた時にはもうコンサートは始まっていた、2曲目の「ショック・ミー」が聞こえてくる中を急いで球場の中へ、ステージは外野のセンターあたりにあり、すり鉢状のスタンドとグランド上には沢山の観客が埋め尽くしていた。
レフトスタンド近くの入り口からぐるりとバックネット裏を通って、ようやく着いた一塁側内野スタンド席にから見るステージは遠くに小さくしか見えなかった、それでもステージ上のレッド・ウォーリアーズのパワーは十分に伝わってきた。
演奏曲の曲順は覚えてないが、「カジノ・ドライブ」や「キングス・ロックンロール」などご機嫌なロックンロール・ナンバーに気持ちが高揚してくるのを覚えた。
そして「モンキー・ダンシング」で最高潮へと、観客全員が曲に合わせてあの懐かしい、両腕を胸の前で上下させるモンキー・ダンスを踊っているのだ。
この頃のレッド・ウォーリアーズはまさに日本一のロックン・ロール・バンドだと思っていた。
がしかし、皮肉な事に私が見ていたのは解散コンサートなのだ・・・・
コンサートの途中で観客をバックにメンバー4人の写真を撮っていた、その写真が2枚組のベストアルバム「RED SONGS」のジャケット写真として使われていた。
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