最近テレビでドラマ「東京タワー」を見るたびに、1972年にひとり東京へ上京してきた頃の事を思い出してしまいます。
最初に通った学校は地下鉄丸の内線の新高円寺駅から歩いて5分程のところにあった阿佐ヶ谷美術学院の受験部でした。
デッサンや平面構成などを学んで美術大学を目指す人たちが、全国あちらこちらから集まってきていました。
そんな中で私は一学期はあまり同じクラスの人とは話す事が出来ずにいたのですが、夏休みの夏期講習のあたりから徐々に他の人と話が出来る様になり、二学期にはクラスのみんなと仲良くなっていました。
そんな中で友だちに連れて行ってもらった中央線の高円寺駅の近くにあるロック喫茶「キーボード」と「JINJIN」は私のようなロック好きに堪らないお店でした。
アパート住まいでは大きい音で音楽を聴く事ができなかったし、その上聴きたいレコードをすべて買うお金もありません、そんな中でロック喫茶はその両方を満たしてくれる最良の場所だったのです。
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