28年ぶりのイーグルスのニューアルバムは凄い!
久しぶりに体の中の血が騒いだ気がした。(どんな血だ?)
2枚組のアルバムのDisc 1は美しいハーモニーの「 失われた森を求めて / No More Walks in the Wood 」で始まり、2曲目の「 ハウ・ロング / How Long 」はイーグルスお得意の軽快なカントリー・ロックで、盟友である JDサウザー氏 の72 年のデビューアルバムに収録されていた曲のカヴァーである。
3曲目の「 享楽の日々 / Busy Being Fabulous 」も、お〜っイーグルスらしいサウンドだなぁ〜和むねぇ〜と、どちらかというと懐かしい思いが込み上げてくる。
4曲目の「 戻れない二人 / What Do I Do With My Heart」は徳永英明氏の曲(最後の言い訳)を思い起こしてしまいそうな始まりのスロー・テンポの曲でグレン・フライ氏の美しいボーカルが聴けます。
5曲目の「ギルティ・オブ・ザ・クライム / Guilty of the Crime」はフランキー・ミラー氏のカヴァーでボーカルはジョー・ウォルシュ氏で同氏のスライド・ギターも炸裂しています。
6曲目「 もう聞きたくない / I Don't Want To Hear Anymore」えっ、もう聞きたくない?いやいや、まだ聞きたいですよ(笑)イギリス人の作家、ソングライターのポール・キャラック氏の作品です、ティモシー・シュミット氏の優しいボーカルが聴けます。
7曲目「夏の約束 / Waiting in the Weeds」はドン・ヘンリー氏とスチュワート・スミス氏の共作でスチュワート・スミス氏はサポートメンバーとしてツアーにギターで参加したりしていたようで、私はあまり知らなかったのですが今回のアルバムでは何曲かに共作者として名前が載っています。
8曲目「 明日はきっと晴れるから / No More Cloudy Days」ドリカム?と思わせる様な邦題ですが、またまたグレン・フライ氏の美しいボーカルのドリカムっぽい曲かも(笑)
9曲目「とらわれの人生 / Fast Company」は一変してファンキーなサウンドのホーン・アレンジが入った曲です。
10曲目「 明日にむかって / Do Something」ティモシー・シュミット氏のボーカルを聴いているとゆっくりと時間が流れていく感じがしますね。
Disc 1のラストの曲「 陽だまりの中へ / You Are Not Alon」ものんびりとひなたぼっこをしながら聴いていたい1曲です。
と、ここまでは懐かしいイーグルスが帰ってきたという感じなのですが、問題はDisc 2なのです。
だてに28年間も眠っていた訳ではないぞと、同窓会気分で再結成した訳ではないぞと、イーグルスを甘く見るなよと、とにかく凄いぞDisc 2!
Disc 2の1曲目「エデンからの道、遥か / Long Road Out of Eden」はアルバム・タイトル曲です。
冒頭はジャケット・デザインの砂漠を意識してかサンタナのアルバム「キャラバン・サライ」のような風の音と独特な中近東の楽器の音から始まります。
10分17秒の壮大なイメージのこの曲はドン・ヘンリー氏のボーカルに危機迫るものがあります、徐々に後半に向って盛り上がっていく曲というのは私の大好きなパターンです。
そして圧巻はギター・ソロです、鳴いています、鳴きまくってます、私も聴いていて泣きそうです(笑)
またここに名曲が誕生したようです。
続く2曲目の「平和への祈り / I Dreamed There Was No War」(インストルメンタル)はちょっと高揚した気分を和らげてくれる静かな曲です。
3曲目の「サムバディ / Somebody」は疾走感のある曲でグレン・フライの力強いボーカルが聴けます。
4曲目「歴史は繰り返す / Frail Grasp on the Big Picture」はかっこいいの一言です、昔から曲を聴く時の基本はいかにかっこいいかというところにあるのですが、今回のアルバムの特にDisc 2は格好良すぎです。
5曲目の「 栄光の時 / Last Good Time in Town」はジョー・ウォルシュ氏の作品でまさにジョー・ウォルシュという作品になっていて、またまたかっこいいギターが聴ける曲です。
6曲目「追憶のダンス / I Love To Watch a Woman Dance 」はアコーディオンの音が哀愁を誘う曲です。
一転して7曲目「 退屈な日常 / Business As Usual」は都会的な作風の曲でギター・ソロがかっこいい、ところで今回の再結成にはギターのドン・フェンダー氏が参加していないのが残念なのですが、その分サポート・メンバーのスチュワート・スミス氏が活躍しているようです。
8曲目の「宇宙の中心で愛を叫ぶ / Center of the Universe」って邦題はどうなの?
確かに直訳すると“宇宙の中心”と和訳が出てきますが・・・
まあそんなことはどうでもいいのですが、曲はアコースティック・ギターとハーモニーが印象的な美しい作品です。
9曲目の「夢のあとさき / It's Your World Now」はメキシコのマリアッチ風の曲で、ゆったりとしていて心地よい曲です。
私が購入したのはデラックス・エディションではボーナス・トラックとして「ホール・イン・ザ・ワールド/ Hole In The World」と「ふたりだけのクリスマス」が入っています、「ふたりだけのクリスマス」は大好きなクリスマス・ソングなので、これからの季節にはバッチリの1曲です。
そしてそんな季節はすっかり冬なのですが、今日の写真は家の周りのそんな冬を感じさせる風景を撮ってみました。
イーグルスのジャケ写は
スティーブ・ウインウッドも手がけた
有名な方らしいです。
Pさんの写真もイメージがイーグルスしてますね!
是非、日本にもツアーで来て頂きたいものです♪
Pさんのレビューを読んで
このアルバムをすご~く聴きたくなりました♪
イーグルスもののクリスマス曲と
こちらのアルバムのご紹介も
"なべらじで"お願いします。
うふっ♪
投稿情報: kaba | 2007-12-03 18:26
28年振りの EAGLESのアルバム。知りませんでした。と言うことは 彼らは ホテル・カルフォルニア だけで その間 食えてたってことですね。 やはり アメリカは偉大です。
今回は ドンさんが いらっしゃらないのが 残念です。彼らのサウンドは ジョーさんのハードっぽいギターより ドンさんの素朴で計算されたギターが好みでしたので。
ジャケットは素晴らしいですね。
二枚組なら お値段も・・・・・最近 こずかい減らされてるので・・
博多の町では 昨日 福岡国際マラソンがありまして 応援に行きました。 昔はこの時期になると 木枯らしが吹いて シンバレルナヤァ~~でしたが 温暖化ですね。
しかし 社長が住んでいらっしゃる所の 雲は表情 豊かですね。
投稿情報: スピードノブ | 2007-12-03 21:58
kabaさんへ
まずはうふっ♪ありがとうございます。(笑)
アルバムはブックレットになっていて
多くの写真があるのですがすべてが茶系のモノクロ写真で、
すごく雰囲気のある写真ばかりです。
カメラマンはOLAF HEINEとなってますね。
私の写真は家の近くに砂丘がないので畑ですませました。
イーグルスが日本に来てくれたら絶対見に行きますよ。
ところで私のレビューで聴きたくなるとは珍しい人ですね。(笑)
でも名作だと思いますよ。
“なべらじ”ではクリスマス・ソングだけかけさせてもらいます。
kabaさんもクリスマス・ソングを沢山用意してくださいね。
投稿情報: pine社長 | 2007-12-03 22:32
「エデンからの道、遙か」が聴きたくなりました♪
鳴きまくるギター演奏かぁ~
ムズムズしますね(笑)
今度の「なべらじ」で少しでもいいから聴きたいな!
10分17秒は長い曲なんで…
ギターバトルだけでも~プリ~ズ!
投稿情報: 幸ちゃん | 2007-12-03 22:34
スピードノブさんへ
知りませんでしたか、実は私も知ったのは9月でした。
ホテル・カルフォルニアだけで食えていたというよりは
全世界でアルバム総売り上げ枚数1 億2000 万枚ですからね。
今回のアルバムもアメリカではすごく売れてるらしいですよ。
ノブさんもお小遣いを貯めて買って下さい。(笑)
昨日は福岡国際マラソンがあったのですか、知りませんでした。
それにしても博多はまだそれほど寒くないのですか、
こちらは例年より寒く感じる日々が続いていますよ。
空に浮かぶ雲は日本全国どこもそうはかわらなと思いますよ。
ただ私の場合、しょっちゅう空を気にして見てるので
気なる雲が出てるとカメラを持って外に飛び出します。
そして写真は結構沢山撮っている中から選んでいるので、数撃ちゃ当たる方式です。(笑)
投稿情報: pine社長 | 2007-12-03 23:17
幸ちゃんへ
ボーナスが出たら自分で買いましょう。(笑)
“なべらじ”ではかけませんよ。
ぜひアルバムを通して聴いてもらいたいですね。
ギターバトルはなおちちくんとkabaさんにやってもらいましょうか。
そうだ、なおちちくんにリクエストすればかけてくれるかも。
投稿情報: pine社長 | 2007-12-03 23:44