このポスターに私の原点があります。
先日紹介した“サンドウィッチマン”が出演したという仙台商業高校の文化祭“商業祭”の37年前のポスターです。
その頃、どこの高校も文化祭のポスターは印刷屋さんに注文して印刷してもらうものでした。
でも私が高校2年生の時のある日、美術部の顧問のK先生がシルクスクリーンという印刷技術を持ち込んでくれました。
それが私のシルクスクリーンとの運命的な出会いだったのです。
そうです、この時出会っていなかったら今Tシャツのプリントを仕事としてやっていなかったかもしれないのです。
私が高校2年生の時はその時の3年生が中心となり“商業祭”のポスターをプリントしました、それが左下のポスターです。（これが仙台の高校初となる生徒たちでプリントしたポスターだったと思います？）
上のポスターは私が3年生のときに白ヤギさんとかと一緒にプリントしたものです。
そしてもう1枚の右下の写真は3年生の時に美術館の１室を借りて仙商美術部としての作品展“egg展”を開催した時のポスターです。
といってもネギを背負ってきたわけではありません。（笑）
まず話の始まりは2007年4月23日のエントリー「カメラが・・・・・・」に新しいカメラで撮ったカルガモの写真を載せた事が発端となっています。
その写真を見た高校の美術部の先輩のkozoさんが「 かるがもの写真を資料に絵を描きたいですよ。」とコメントを入れてくれていました。
そして2007年8月5日にkozoさんのブログ「cobalt blue」に完成された“カルガモの水彩画”がエントリーされました。
その事を感謝してエントリーしたのが2007年8月8日の「カルガモの水彩画」です、その時はいつか原画を見せて下さいとお願いしていたのですが、なんとお正月に帰省してkozoさんにお会いした時に“カルガモの水彩画”の原画をプレゼントされてしまいました。
なんと写真のように見えるこの画像は私の高校の時の美術部の先輩のkozoさんが描いてくれたものです。
実は私のブログの4月23日のエントリー“カメラが・・・・・・”に載せたカルガモの写真を見たkozoさんがご自身のブログ「cobalt blue」に掲載した水彩画なのです。（右下にサインが入っていますね）
私は高校で美術部に入って1年生の時は油絵を描いていました。
それは中学までは水彩画しか描いた事がなく、油絵に対する憧れがあったからだと思います。
でもkozoさんや他の先輩方の絵を見て、自分には油絵を描く才能はないと気づき、2年生になってからはデザインを選びポスターなどの制作をしていました。
そんな中で美術の顧問の先生がシルクスクリーンというプリントの技術を持ち込んできたのです。
それまではポスターのプリントなど大きい物は印刷屋に頼まなければ出来ないと思っていたのが、なんと自分たちで文化祭のポスターなどをプリント出来た事が大きな驚きでした。
上の写真は7月の初旬に撮った羽を広げた瞬間のカルガモです。
昨日エントリーした「sibaくんのTシャツ」ティーストの雑誌が昔ありました「ビックリハウス」といって読者からの投稿で成り立っていた雑誌でした。
先日エントリー「Pacific」にコメントいただいたsuzuki@Shade-Fさんは「ビックラゲーション」というコーナーへ投稿して採用してもらった事があるそうです。
たとえばこんな感じです「授業中にオナラが出そうになってこらえきれず軽くオナラをしたつもりが予想以上に音が大きく、しばらく授業が中断した」などなど、おもしろいものがいっぱいでした。
今朝の朝日新聞を見てびっくりした、「永島慎二さん死去」の記事が載っていたからなのだ。
永島慎二氏は私が高校生の頃からの一番好きな漫画家なのだ、とにかく絵がすばらしい、一本一本の線に無駄がなく、本当に芸術的な絵になっていたのです。
そして多くの作品は、その時代の若者の生活をリアルに表現していてストーリーは少しもの悲しい。
私が高校を卒業して東京に出て来た時、漫画「若者たち」に出てきた阿佐ヶ谷の珈琲店ぽえむにコーヒーを飲みにいったことがあり、その時なんと永島慎二氏本人が店に現われて、漫画の中と同じにブルーマウンテンを注文していたのです、そのことはいまでも鮮明に思い出されます。
今朝はその時ぽえむで買ったマグカップを引っ張り出してきて、いつものカプチーノを飲んでみた。
久々に永島慎二氏の漫画を見てみようと思います、心から御冥福をお祈りします。
昔の写真とかを整理しようとひっぱり出してみると、その中に昔もらった年賀状とか手紙が入っていて、とてもなつかしく見ているとニューヨークからの２通のAIR MAILが出てきました。（私自身は手紙をもらった事を覚えていませんでした）
差出人はむかし福生に住んでいた時の友だちで、私の同居人の美大生高橋君の同級生でやはり福生の米軍ハウスに住んでいた正井君でした。
正井君は今でもニューヨークに住んでいてテキスタイルの仕事をしているみたいで、そのことは今年の３月に吉本君（吉本デザイン事務所）が去年ニューヨークで正井君に会った事を写真付きのメールで教えてくれました。
写真左ーソフトボールでは監督が背番号３０をつける事になっています
写真右ー写真の中の写真は３０年前に福生の米軍ハウスに住んでいる時のもので、右が私で左がいっしょに住んでいた美大生だったT君（今は田舎に戻って洋服屋さんをしています）です、右側のポスターは当時のオリジナルポスターですがボロボロになったものしか残っていません。
ブログの中の文章でよく３０年前とか書き込んでいたのですが、昨日、経理をお願いしている方がいらしていて、二人で話しているうちに、今年の４月で創業３０周年ということが判明してしまいました。
経理の方から「おめでとうございます」とお祝いの言葉をいただいたのですが、いまひとつぴんときません。
今日、一枚のはがきが届きました、それは私が３０年前にシルクスクリーンを教わった岡部徳三先生が主催する岡部版画出版のSHOW ROOM korinoでやる展覧会のお知らせです。私は今シルクスクリーンの技法をTシャツのプリントに活用しているわけですが、元々、版画をプリントするための技法として先生に教わったものでした、でもまず生活を優先させるため、その時の仲間数人とオリジナルTシャツをプリントして、池袋や渋谷のPARCOなどで販売していたのが今の仕事の始まりでした。そして今、好きな仕事をして生活出来る事に感謝しています。
写真は左がkorino２月の展覧会の案内状で草間彌生の新作版画６点ほかが展示されてるそうです、右が今年いただいた先生の年賀状です。
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