忙しいと言うか、手間がかかる細かい仕事が多くて、先日パニックになってしまいました。
というのは、左袖にプリントをするものがあったのですが、左袖と右袖をまちがえないように頭では左、左と思っているのですが、実際プリントをしおわってみると、見事に右袖にプリントをしているではないですか(いや〜おめでとう、パチパチパチ)情けなくて、かなり落ち込んでしまいました。
人間、焦ってしまうとなにをやるかわかりませんね。
それで元社員の事を思い出してしまいました。
社員もよく、私があれもこれもと指示をだすので、パニックになってしまい作業がうまくできない事がありました。
今考えると本当に申し訳ないことをしてしまったと反省をしています。
人間、人それぞれに性格のちがいや能力のちがいがあるのですから、それぞれのいいところを認めあって生活するのが一番だと思います。
埼玉スクリーン印刷匠協同組合の熊沢理事長が信条にしている事を箇条書きにしたもの(「得する人生・損する人生」楽しく生きるための工夫 澤 秀一郎氏著)をまえにいただいたことがあり、その中に「人の良いところをさがす、ほめる。(具体的に)」とあります、確かにその通りだと思います。
そうすれば、いがみ合いや、憎しみ合いなどもなくなるのではないでしょうか。
元社員は本当に人の悪口はいっさい言わずに、すべての事をいい方に解釈するような性格で、本当にみんなからいい人だと思われていました。(一度、会っただけだと思うスポーツ店の奥さんがあの人はいい人ですねと言うくらいですから)
今の世の中、自分の事ばかり考えてしまう人ばかりいる中で、他の人に対する気配りを持っていて、とにかく自分は一歩さがって、というような精神を持っている人でした。(ただし、熊沢理事長の信条にある「謙虚は得だが、遠慮は損だ」を忘れずに)
そういえば、癒しというのがいわれていた時期があったけれども、まさに元社員は人を癒してしまう存在だったような気がします。
右袖にプリントしてしまった私に、元社員だったらなんと言ってくれたのでしょうか。
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