機関車男

テレビで「電車男」を２日間に渡ってやってましたが、仙台の実家には「機関車男」がいます。
私の父親の部屋には機関車や電車の模型が沢山かざってあります。
子供の頃、父親が作った線路で機関車や電車の模型が走るのを眺めていた記憶があります。
きょう父親に初めて聞いてみたのですが、やはり国鉄に就職したかったみたいです、残念ながらその夢はかなわず父は職業安定所に務めていました。

そして父親はすごく器用で模型のレーシングカーのコースや卓球台なども自分で作ってしまい、私と兄はそれを使って遊んでいました。
私も含めて最近の父親は子供のために何かを作ってあげるというのは、あまりなくなってきているように思います。

何でも物が手に入るようになって、子供の欲しい物は買って与えてしまうようになり、子供のために父親が何かを作ってあげて尊敬される様な事は、もうない時代なのでしょうね。
今読んでいるリリー・フランキー氏の「東京タワー」の中でも、子供の頃お父さんに作ってもらった木の船をまだ大事に持っていると書かれてありました。
そんな昔の父親像が理想だったはずなのに、そうじゃない自分がここにいるのが現実です。
「三丁目の夕日」の映画を見てから、やたら昔を懐かしむ自分がいるようです。

Comments

[投稿情報: 栗田伸一]

こどもたちにはしてあげられなかったかもしれませんが、これから飛行機をがんばれば、孫には「飛行機を作れるおじいちゃん」と呼んでもらえます。
おとうさんはすごい方のようですね。いろいろ教えてもらえそうでいいな！

[投稿情報: こーこ]

機関車男のお父さん、すっごいコレクションですね。
でも、おとうさんの作ったTシャツを着て育った子供達なんて、日本広しと言えどもそうたくさんはいませんよ。
何よりもステキなものを作り続けてきたおとうさんを一番見続けてきたと思いますよ。

[投稿情報: pine社長]

栗田さんへ
孫ですか、その言葉を聞くと一挙に歳をとってしまう感じがします。
でも孫ができて、孫に飛行機を飛ばしてみせる事ができたら素敵ですね。

[投稿情報: pine社長]

こーこさんへ
そうか確かにTシャツだけは不自由させませんでした。
最近、長男がTシャツに興味を持ち始めてくれてるのが、ちょっと嬉しいです。