イーグルスはアメリカのウエストコーストを代表するバンドで、私が最も好きなバンドのひとつです。
1973年米軍横田基地のある福生という町にやってきた私はそこにアメリカのウエストコーストの風を感じていたのでしょうか、映画「イージー・ライダー」を見てアメリカの雄大さ、そして若者の文化や音楽に憧れて青春時代を過ごしていた私にとって福生という町はアメリカを身直に感じることができる町だったのでしょう。
米軍ハウスというアメリカ的な住空間に住んで、アメリカの音楽を聴く、あの憧れていたアメリカに少しでも近づけた気分だったのではないでしょうか、でも食事は分厚いステーキではなく、せいぜい挽肉を使った料理が関の山でした。
隣に住んでいたアメリカ人のバーベキューでごちそうになったハンバーグはでかくて美味しかった、そしてなんとか会話をしようと辞書を片手にがんばったのですが、単語ばかりで文章にはならない英語でもなんとか通じていたのだろうか、基地の中でちょっとした買い物をしてもらったり、子犬を貰ったりしていた。
でも貰った子犬を隣人は「ポピー」と呼んでいたので、私たちも「ポピー」という名前で呼ぶことにしたのですが、後で「ポピー」とは英語で子犬を呼ぶ時の愛称だと言う事が判明したのでした。
そんな福生のハウスでの生活に一番似合っていたのがイーグルスの音楽でした。
イーグルスは決してカリフォルニアの青い空のイメージだけのバンドではありません。
逆に私は夜の印象を強く持っています「魔女のささやき」や「呪われた夜」のような怪しく暗闇へ誘い込まれる様な曲や「ディスペラード」や「ホテル・カリフォルニア」のようにゆっくりと日が沈んで夕闇が迫ってくる様子を連想させる曲が印象的だからでしょうか。
レコードジャケットのデザインも暗いイメージのものが多いですね。
ファーストアルバムこそ朝日が昇ってきてイーグルが羽ばたいて、これから音楽界へ羽ばたいて出て行こうとする姿が想像されますが、セカンドアルバム「ならず者」ではメンバーがいかにもならず者という感じで暗い中にたたずんでいるし、4枚目のアルバム「呪われた夜」ではまさにインディアンが呪いの儀式で使いそうなバッファローの骨の飾りが暗闇の中に浮かび上がっています。
5枚目の「Hotel California」は夕暮れどきで、6枚目の「THE LONG RUN」に至っては黒いジャケットの真ん中に「EAGLES THE LONG RUN」の文字だけのデザインになってしまっています。
イーグルスはメンバーそれぞれが作曲ができて歌を歌う事ができます。
それであれだけ多様なサウンドが作られ、美しいハーモニーが聴ける訳です、そして徐々にメンバー交代を繰り返しながら新しいサウンドへと変化を遂げていきます。
特にアルバム「呪われた夜」からレコーディングに参加したジョー・ウォルシュによりロック色を強めていきます。
そしてその多様なサウンドが見事に結実したアルバムが名作「Hotel California」となる訳です。
特に1曲目の「ホテル・カリフォルニア」はギター好きの私にとってはたまらない名曲です、後半のツインギターが絡み合ってクライマックスへ・・・は最高です。
ただこの「ホテル・カリフォルニア」はアルバム「Hotel California」の1曲として聴くのが一番です、ベストアルバムで聴く「ホテル・カリフォルニア」はすごく浮いた感じがして違和感があります、それだけアルバム「Hotel California」の完成度が高いという事なのでしょう。
あまりにもアルバム「Hotel California」が素晴らしい出来だったので、その後のアルバム「THE LONG RUN」が出来るまですごく時間がかかってしまいました。
ファンが待ち望んだ「Hotel California」の次のアルバム「THE LONG RUN」は私には十分満足できたアルバムでしたが、イーグルスのメンバーはもう限界だったのでしょうか、その後解散ということになってしまいました。
最後に、実は12月になってクリスマスシーズンになると毎年イーグルスの「ふたりだけのクリスマス」が聴きたくなります、ただしこの曲はチャールズ・ブラウンのカバーなのですがアルバム「THE LONG RUN」が出る前にシングルレコードとしてだけ発売されたもので隠れた名曲です。
それとカップリングの「FUNKY NEW YEAR」はオリジナルでその名の通りすごくファンキーでご機嫌な曲です。
秋の夜長にしんみりとイーグルスの「ディスペラード」などを聴いていると鳥肌モノです。
アメリカンミュ一ジックに興味のなかった私が唯一好きだったのがサンタナです。あのガラスを引っ掻くような高音にひかれてアルバムを何枚か買いました。
ところでsarah brightmanの新しいアルバム”DIVA"には70年代の曲が入っています。私でも知っている曲ばかりですよ。
投稿情報: persika06 | 2006-11-06 11:29
persika06君へ
サンタナの「哀愁のヨーロッパ」そのギターが炸裂してますよね。
sarah brightmanにハマったようですね、70年代の曲という事はおじさんがターゲットのアルバムなのでは。
投稿情報: pine社長 | 2006-11-07 09:50
秋の夜長に「ディスペラード」沁みますね〜
pine社長さんの青春はイーグルスなんですね♪
文章からファンの歴史を感じましたね!
投稿情報: kochang | 2006-11-08 20:04
イーグルスオブデスメタルではなくほんまもんのイーグルスですね(笑)
曲は知っていてもイーグルスだと認識していないものが多いかもしれません。ホテルカリフォルニアはベースがじつに鳥肌ものですね。
投稿情報: さしみ | 2006-11-08 21:08
kochangへ
そうそう「ディスペラード」ギザ沁みますよ〜
青春時代は溢れるほどの音楽を聴いていました。
でも今考えるとイーグルスがNO.1だったかもしれませんね。
現在のNO.1はゴンチチですが♪
投稿情報: pine社長 | 2006-11-08 21:38
さしみさんへ
元祖イーグルスでおま。(笑)
ホテルカリフォルニアのベースに着目するとは、さすがミュージシャンですね。
鳥肌モノですか、私も最後に鳥肌モノって書いてますが、イーグルスは鷲だけに鳥肌モノなんてね、気づいていましたか。
投稿情報: pine社長 | 2006-11-08 21:50
こりゃ いっぽんとられましたな。ふぉふぉふぉふぉふぉ♪
投稿情報: さしみでおます | 2006-11-09 20:33
こりゃ いっぽんとっちゃいましたか〜♪
投稿情報: pine社長 | 2006-11-09 21:38
MWムウです。お世話になってます。
やっとiMacに入れ替え机が広々とし、ちょっとは熱心にイケメンMac君にむかってます。Pineさんのブログ楽しく拝見してます。(勉強せねば。。。)
つい先日ハウスに住んでた頃の事を書く事がありました。
まさしく同時期に福生で、ハウスで、T-shirtプリントしてたんですよね。
私達もイーグルス、ピンクフロイド、ツェッペリン、ドアーズ、、、、ロック漬けでした。結局BOBにいっちゃったんですけど。。。
それにしても日高の空は青いですね。
noe love.
投稿情報: naomiはぬまん | 2006-11-11 16:06
MWさんへ
コメントありがとうございます。
MWさんはTシャツ屋の老舗ですから。
私がTシャツのプリントを始める前にプリントをしていた訳ですから、ボブ・マーリーは私も福生時代にはハマっていましたよ。
ネット販売の件、先へ進んでいなくてすいません、近々連絡させていただきます。
pine love.
投稿情報: pine社長 | 2006-11-11 23:12