大鳥が地球にやってきた日

自分で撮影したカラスの写真を見て思い出したアルバムがあります。

Strawberry Path「When The Raven Has Come To The Earth」邦題「大鳥が地球にやってきた日」（下の写真がアルバム・ジャケット）

AmazonでCDを検索してみるとインポートのUK盤しかヒットしませんでした。

でも実は正真正銘の日本のバンドなのです。

1971年に発表されたこのアルバムは歌詞はすべて英語で歌われていますがオリジナル・アルバムです。

メンバーはギター、ベース、キーボードを成毛しげる氏

ドラムス、パーカッション、ボーカルをつのだ☆ひろ氏※

※お兄さんは漫画家のつのだじろう氏ですがアルバム・ジャケットのイラストはなぜか石ノ森章太郎氏です。

そしてゲスト・ボーカルに柳ジョージ氏が参加したりしています。

サウンドはその頃のブリテッシュ・ロック〜ジミ・ヘンドリックス、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルなどの影響を受けたものになっています。

久々にレコードを聴いてみました。

でも１曲だけ違和感のある曲が入っています、それはみなさんもディスコなどでチーク・タイムでお世話になったと思われる、つのだ☆ひろ氏の“メリー・ジェーン”が入っているアルバムなのです。

さてその後この２人に高中正義氏がベーシストとして加わり結成されたのがFLIED EGGです。

1972年に発表されたアルバム「Dr.SIEGEL'S FRIED EGG SHOOTING MACHINE」はユーライア・ヒープやエマーソン、レイク＆パーマーのようなプログレッシヴ・ロックを連想させるアルバムになっています。

確かにイギリスのバンドのマネをしたサウンドなのですが、1971年〜72年頃に日本のロック・シーンでこれだけカッコいいサウンドを生み出していた彼らは素敵です。

そういえばラジオで知ったのですが、私が好きだった70年代の日本のロック・シーンで活躍していたバンドのライブが立て続けにあるようです、4月19、20日にはクリエイション、スモーキー・メディスン（Char、金子マリ）、四人囃子などが出演するライブが、そして5月18日には日比谷の野音でBLUES CREATION、めんたんぴん、頭脳警察、紫が出演するライブがあるそうです。

最後に残念な事なのですが成毛滋氏が昨年３月にお亡くなりになったそうです、ご冥福をお祈りします。

Comments

[投稿情報: 幸ちゃん]

こんばんちゅん♪
アルバムジャケットが「鳥」ですか…
しかも！石ノ森章太郎先生が描いたなんて♪
言われなければわかりませんね～
そして、ロック色の強いサウンドが気になりますね～
（追伸）
「気分はアコギで！」で
鳥のアルバム紹介してま～す♪

[投稿情報: pine社長]

幸ちゃんへ

カラスではなくすずめで登場ですカァ〜♪

アルバムジャケットのイラストはつのだじろう先生と石ノ森章太郎先生が

友人なので実現したのでしょうね。

そうそうバリバリのハード・ロックですよ（メリー・ジェーンを除けば、笑）

鳥のアルバムとはシンクロですね。

[投稿情報: スピードノブ]

日比谷野音の１００円コンサート行っていました。

成毛滋はよく出てましたね。
彼は自分は外タレが来ない今はその雰囲気を
味あわせるのが使命・・みたいなこと言ってましたね。
とにかくクラプトンの完コピでした。

つのだひろさんとは昔　博多でジャムセッションしました。
とにかく日本人離れした重たいリズムで気持ち良くギターが弾けました。

[投稿情報: kaba]

烏にもStrawberry Pathにも
感心がありますが

それ以上に大好きな
「頭脳警察」に心奪われました
いきたい♪

全然関係ないですが
うちのダーリンは
プロコルハルムの「青い影」をかけると・・・

「おっ、つのだひろだ！懐かしいな～♪」とのたまう（汗

[投稿情報: pine社長]

スピードノブさんへ

あの時代の日本はロックに限らず

欧米のコピーが氾濫していた時代ですから

＞外タレが来ない今はその雰囲気を味あわせるのが使命

と言っていた成毛滋氏は貴重な存在でしたね。

それにしてもつのだひろさんとジャムセッションを

されたとはスピードノブさんも貴重な存在です。

演奏が聴きたかったな〜

[投稿情報: pine社長]

kabaさんへ

その“鳥”なのですが、幸ちゃんのブログ「気分はアコギで！」で

エントリーしているオリジナル・ラヴのアルバム・ジャケットの

写真を撮っているノーマン・パーキンソンさんを知っていましたか。

私は初めて知ったのですがすごくその世界に惹き込まれてしまいました。

「頭脳警察」いいですよね、でも私は北陸でサザン・ロックをやっていた

「めんたんぴん」が気になるところです。

プロコルハルムの「青い影」で勘違いするのはわかるような気がしますが、私は間違えませんよ。

ダーリンはディスコでチーク・ダンスを踊りまくっていた可能性がありますね。（）