黒のTシャツに銀色プリントは結構映えるのでよく注文がきます。
パイナップルファクトリーではプラチゾルインク(油性)のメタルシルバーと呼ばれているインクを使用しています。
このメタルシルバーは銀粉の粒子が細かく２度重ね刷りをすると輝きが増していい感じになります。
ただしお客様には必ず「銀粉をプリントしているので洗濯をしていくと徐々に輝きがなくなっていきますよ」と話し了解をしてもらう事にしている。
毎回そんな話しをお客様にするのも申し訳ない様に思うので、いつかはプレス式アイロンを購入して熱圧着で銀箔を貼付けられる様にしなければと思っている。
ところで写真に写っているプリントの絵柄は私が好きなプロ野球球団“YS"のマスコットキャラクター“2896”なのである。
レコジャケ天国 Vol.2
「夏」をテーマにした納涼レコードジャケット展が昨日から福生アトリエノートで始まっています。
詳細は下記の通りです。
西荻吟盤会presents
レコジャケ天国 Vol.2
「夏」をテーマにした納涼レコードジャケット展!
2013 8/3(土)～9/2(日) 会場/ 福生アトリエノート
13:00～19:00（定休日:毎週火曜日） 入場無料
http://www.noel-note.com/note/
ロック！ライブ！ダンス！ハワイ！ラテン！エキゾ！アイドル！お祭り！民謡！音頭！海ジャケ！山ジャケ！ゲーム音楽！…などなどカオスに展示！
レコードジャケット提供者：相田毅、青木力也、大竹哲弥、菅野一成、ブラシーマン阿部、中村豊、山崎昭寿、山瀬洋一郎、山本圭志
【音楽イベント「納涼吟盤会」開催！】
西荻吟盤会によるDJのようでDJとは全く違うレコードを楽しむ、そして愛でるイベント、題して「納涼吟盤会」！「夏」をテーマに耐久数珠つなぎDJ！
●8月24日（土）14:00スタート～19:00感動のフィナーレｗ
●DJメンバー：相田毅、山瀬洋一郎、山本圭志、大竹哲弥、山崎昭寿、ブラシーマン阿部、菅野一成 and more!
という訳でTシャツの方も第２弾を制作しました、今回は黒１色プリント(写真上)と見せかけて実は顔の部分と帽子の部分に紫外線で色が変わるインクを使った２色プリント(写真下左)になっています。
紫外線で色が変わる紫色は日差しが強ければ強いほど紫色が濃くなっていきます。
数量限定のこのTシャツは来週半ばにギャラリー福生アトリエノートで販売予定です。
しばしお待ち下さい。
例年よりだいぶ早く梅雨明けした様です。
七夕前に梅雨明けするのは珍しいのでないでしょうか。
そんな訳で暑い夏がやってきました。
先日プリントした菅野さんのイラストの“レコードおばけ”のスペシャルバージョンをご紹介します。
レコードおばけですが夜や部屋の中では顔色が悪くぼんやりとしていますが（写真下右）、日に当たると顔が紫色（写真下左）になってしまいます。
このスペシャルバージョンは今のところありませんが顔がいつも赤いレギュラーバージョンは福生のアトリエノートで開く展覧会で販売するTシャツです。
スペシャルバージョンも希望が多ければ販売をすると思います。
是非展覧会へ足を運んでみてください。
菅野カズシゲ レコードジャケット展
『レコジャケ天国 Vol.1』
2013 7/6(土)〜7/28(日) 会場/アトリエノート
13:00～19:00（定休日:毎週火曜日） 入場無料
http://www.noel-note.com/note/
EP盤やらLP盤やら邦楽も洋楽も名盤も駄盤も珍盤も！とにかく!!
「踊（おどり）」
をテーマにしたレコードジャケット展!!
Facebookのページはこちらです→菅野カズシゲ レコードジャケット展
『レコジャケ天国 Vol.1』
先日から試していた水性の示温インクが洗濯したら色落ちする事が判明して、もう一つの資材屋さんにお願いして油性の示温インクのサンプルを取り寄せたところ、写真の様に山の様なサンプルインクが届いてしまいました。
実は示温インクの他に紫外線で色が変わるインク、ブラックライトにあてると光るインクそしてラメの様に見えるグリッターインクと色々のインクのサンプルを送ってくれた様です。
ここまで書くととてもありがたい話の様にみえますが、示温インクを含めてすべてのこれらインクは米国のインクメーカーが生産中止をしたインクなのです。
ということはサンプルをプリントしても実際の仕事では使えないという事なのです。
この後どうするかはまだ資材屋さんと相談中なのですが難しい状態ではある様です。
とは言え、せっかくサンプルインクをいただいたのでまずは紫外線で色が変わるインクをプリントしてみました。
今日は曇っていて太陽は見えなかったのですがとりあえず外に出してみると左下の写真の様に薄い紫とライトブルーが浮き上がってきました。
紫外線を当ててないと右下の写真の様にほとんど絵柄が見えない状態になっています。
以前紹介したドライメッシュビブスとは違って今回ははっきりわかる穴が空いてるメッシュビブスです。
穴が空いているのでプリントするには手強い相手です。
このままプリントの台に入れてプリントをしてしまうとプリントの台にインクが着いてしまい大変な事になってしまいます、なのでビブスの下にはボール紙を入れてプリントをしました。
そしてメッシュビブスはポリエステル100％なのでブリードにも気をつけなければなりませんし、毛細現象でプリントの周りが滲んでくるのにも気をつけなければなりません。（以前のブログ記事を参照してください→ポリエステル素材のTシャツについて）
四苦八苦しながらなんとかプリントを終えて無事お客様へ発送しましたが、素材がメッシュで両面プリントなので最初にプリントした背中のプリントが左胸のプリントをした後の熱処理の影響を受けてブリードが進んでしまった様です。
う〜ん、ポリエステル100％の素材のプリントは難しい事が多いです。
上の写真でプリントの下の方が消えかけてますが、一定の温度に達するとインクに変化が出てくるインクを示温インクと言うそうです。
これまでに見た事はあっても実際にプリントしたことはなく、いつかは試してみたいと思っていたのですが、今回お客様からの問い合わせがありサンプルのインクを取り寄せて実際にプリントしてみました。
どうして温度の変化によりインクの色が変化するかは、特殊色素をマイクロカプセル化してあり温度の変化により可逆的に有色⇔無色に変化させることができるそうです。
今回サンプル用にプリントした菅野さんのイラストとピンクのインクがピッタリで効果的なプリントになりました。
そんんな菅野さんの今福生で開催中の個展はいよいよ今度の日曜日6月23日までです。
すいません、チョウショクと言っても朝食ではなく調色の事です。
印刷には調色という作業がつきものですが、パイナップルファクトリーでのTシャツ用のインクの調色にはPANTONEのカラーチャートを使っています。
それはUNION INKのMIX Opake PANTONE マッチングシステムというデータを使うとインクの調色が楽に出来るからなのです。
ただし、なかなかPANTONEのカラーチャートで指定してくるお客さんはいないので、DICなど他のカラーチャートでのオーダーされた場合にはPANTONEのカラーチャートで近い色を探しその色を基本に微調整をしながら作らなければなりません。
ところで調色というのは結構時間のかかる作業なので調色代という費用がかかってしまいます、そこで普段はパイナップルファクトリーで用意しているカラーサンプルの中から選んでいただく様にしています。
あっ、ちなみに今日の朝食は餅でした、お正月に餅を食べて以来、餅にハマっています。
写真下左はデータに出ている割合でインクを計って用意します。
写真下右は混ぜて出来上がりです。
いよいよ開催が今週末に迫ってきた菅野さんの個展のTシャツ“音楽”もの２種類出来上がりました。
2013年6月8日(土)〜6月23日(日）まで福生アトリエノートで菅野カズシゲ展「ものみなかなでる」が開催されます。
詳しくはこちらでご確認下さい→菅野カズシゲ展「ものみなかなでる」
ホームページもご覧ください→菅野カズシゲオフィシャルサイト
今回の音楽Tシャツ２種類はスエードインクを使ってプリントしてみました。
スェードインクはプリントした後に熱処理をすると表面がスェードの様な肌触りになるインクです。
ちょっと大人な感じのプリントがイラストの雰囲気にマッチしています。
このTシャツが欲しいという方は是非菅野カズシゲ展「ものみなかなでる」へ足を運んでTシャツをご購入ください。
2013年6月8日(土)〜6月23日(日）まで福生アトリエノートで菅野カズシゲ展「ものみなかなでる」が開催されます。
詳しくはこちらでご確認下さい→菅野カズシゲ展「ものみなかなでる」
パイナップルファクトリーでは菅野さんから個展で販売するTシャツとランチトートのプリントをお願いされています。
特にTシャツは菅野さんと私で選んだデザインをプリントすることになり、デザインのデータをいただき、どうプリントするかは任せますと言われてしまったので、責任重大でもあり、やり甲斐もある仕事になりました。
さて本日最初のデザインをサンプルプリントしてみました。
菅野さんのデザインはレトロでユーズド感のあるデザインなので、今回は淡色のTシャツにプリントする時は水性のバインダーインクを使う事にしました。
水性のバインダーインクは薄くプリント出来る透明インクなので濃色のTシャツのプリントには向きませんが淡色のTシャツにはソフトないい仕上がりになります。
そして洗濯をしていくと色落ちするため自然とユーズド感が出てきます。
このTシャツが欲しいという方は是非菅野カズシゲ展「ものみなかなでる」へ足を運んでTシャツをご購入ください。
第２弾オリジナルTシャツのご紹介もお楽しみに
GW中で仕事も休みなのでパイナップルファクトリーの事をちょっと書こうと思います。
1975年に神田神保町にある美学校の岡部徳三シルクスクリーン工房で1年間共にシルクスクリーンを習った仲間と卒業後に福生のハウスで一緒に始めたオリジナルTシャツプリントが始まりでした。
最初は特に名前も無くオリジナルTシャツをプリントして販売をしていたのですが、ある日メンバーの１人が住んでいた拝島にあったハウスに遊びに行った時にハワイから送られて来たデルモンテのパイナップルのダンボールの箱の切り抜きが額に入れて飾ってあったのを見て「これだ！！」と閃いたのが“パイナップル”そして“ファクトリー”は大好きな米国のアーティスト、アンディ・ウォホールが自分の工房を“ファクトリー”と読んでいた事から前々から付けようと思っていたので“パイナップル・ファクトリー”というネーミングが出来た訳です。
写真左下はその頃の仲間とパイナップルファクトリーのオリジナルポスターをシルクスクリーンでプリントをしているところです。
写真右下は2004年にパイナップルファクトリーのTシャツを抜染インクを使ってプリントしたものです。
プリントの様子はパイナップルファクトリーのホームページにアップされています→こちら
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