ハーフパンツやスエットパンツのお尻の部分にプリントを頼まれる事があります。
お尻の部分には縫い目があり、その部分は生地に段差があります。
スクリーン印刷の基本は平面にプリントする事ですが、色々と工夫をすれば曲面印刷や凹凸のある物にもプリントを出来たりします。
パイナップルファクトリーでもメッシュキャップは回転させながらプリントをします。
さて今回の縫い目の段差のあるハーフパンツへのプリントは、プリントの台の上に厚さ10mmほどの柔らかなスポンジラバーを張ってその上にハーフパンツを被せてプリントをします。
そうする事によって段差の部分もプリントの圧がかかっても段差の部分が沈んでインクを平均にプリントする事が出来ます。
それでも多少のインクの乗りの薄い部分やにじむ部分、そして縫い目の部分に隙間が出来たりは多少あります。
でもこの方法を使い始めてこういう時のプリントがかなり楽に出来る様になりました。
特殊なプリント法なので手間がかかる分プリント料金もちょっと高くなっています。